秋田です。
将棋界8大タイトルの1つ、王将戦についてご案内します。
正式名称は「大阪王将杯王将戦」です。
・対局料(賞金)は公表されていないですが・・・推定で優勝賞金300~500万円と言われています。
・長期政権というか連続して長い間、王将のタイトルを保持したスーパースターも多いのが特徴です。
概要と過去の優勝者
[char no=”3″ char=”秋田秀一”]全棋士参加のトーナメント戦でスタートします。
一次予選、二次予選と進んで勝ち上がった3人+前年度のシード(4名)の合計7名での総当たり戦で優勝者を決めます。
優勝したら王将に挑むことのできるチャレンジャーとなります。[/char]
対局時間は・・・
■ 予選・3時間
■ 本戦リーグ・4時間
■ 王将戦・8時間の7番勝負
過去の王将位獲得者
第1期 | 升田 幸三 |
---|---|
第2期 | 大山 康晴 |
第3期 | 大山 康晴 |
第4期 | 大山 康晴 |
第5期 | 升田 幸三 |
第6期 | 升田 幸三 |
第7期 | 大山 康晴 |
第8期 | 大山 康晴 |
第9期 | 大山 康晴 |
第10期 | 大山 康晴 |
第11期 | 大山 康晴 |
第12期 | 二上 達也 |
第13期 | 大山 康晴 |
第14期 | 大山 康晴 |
第15期 | 大山 康晴 |
第16期 | 大山 康晴 |
第17期 | 大山 康晴 |
第18期 | 大山 康晴 |
第19期 | 大山 康晴 |
第20期 | 大山 康晴 |
第21期 | 大山 康晴 |
第22期 | 中原 誠 |
第23期 | 中原 誠 |
第24期 | 中原 誠 |
第25期 | 中原 誠 |
第26期 | 中原 誠 |
第27期 | 中原 誠 |
第28期 | 加藤 一二三 |
第29期 | 大山 康晴 |
第30期 | 大山 康晴 |
第31期 | 大山 康晴 |
第32期 | 米長 邦雄 |
第33期 | 米長 邦雄 |
第34期 | 中原 誠 |
第35期 | 中村 修 |
第36期 | 中村 修 |
第37期 | 南 芳一 |
第38期 | 南 芳一 |
第39期 | 米長 邦雄 |
第40期 | 南 芳一 |
第41期 | 谷川 浩司 |
第42期 | 谷川 浩司 |
第43期 | 谷川 浩司 |
第44期 | 谷川 浩司 |
第45期 | 羽生 善治 |
第46期 | 羽生 善治 |
第47期 | 羽生 善治 |
第48期 | 羽生 善治 |
第49期 | 羽生 善治 |
第50期 | 羽生 善治 |
第51期 | 佐藤 康光 |
第52期 | 羽生 善治 |
第53期 | 森内 俊之 |
第54期 | 羽生 善治 |
第55期 | 羽生 善治 |
第56期 | 羽生 善治 |
第57期 | 羽生 善治 |
第58期 | 羽生 善治 |
第59期 | 久保 利明 |
第60期 | 久保 利明 |
第61期 | 佐藤 康光 |
第62期 | 渡辺 明 |
第63期 | 渡辺 明 |
第64期 | 郷田 真隆 |
第65期 | 郷田 真隆 |
第66期 | 久保 利明 |
第67期 | 久保 利明 |
第68期 | 渡辺 明 |
第69期 |
大山先生の3連覇×2回
大山先生の5連覇
大山先生の9連覇
中原先生の6連覇
谷川先生の4連覇
羽生先生の6連覇
羽生先生の5連覇
他2連覇多数・・・
という感じで過去連覇されたビッグネームが目白押しです。
それだけ逆に言うと・・・挑戦者決定リーグまで勝ち残ってさらにリーグ戦で勝ち上がるのも大変なタイトル戦だと言えます。
防衛する方が有利なのかも知れませんね。
王将戦のトーナメント戦イメージ図
全棋士参加ですから半端ない人数からのスタートです。
予選
20名~22名が7つのブロックに分かれて予選の勝ち抜き者を決めます。
第69期の場合は7つのブロック148名参加のうち、7名が勝ち抜きです。
[char no=”3″ char=”秋田秀一”]この時点(一次予選を勝ち抜くには、4回~5回、連続で勝ち続けないといけません。
ちなみに第69期一次予選の藤井聡太7段は(4ブロックで)4回勝って二次予選に進みました。[/char]
二次予選
一次予選を勝ち抜いた7名と、シードされていたA級棋士、タイトル保持者等で二次予選を行って上位3名だけが挑戦者決定リーグに進むことができます。
・一次予選で4回連続で勝ち続けて、さらに
・二次予選で3回連続で勝ち続けて・・・やっと・・・
・王将戦の挑戦者決定リーグに進むことができた、ということになります。
1回でも負けたら・・・終わりです。
厳しいですね。
二次予選通過者3名に残った藤井聡太7段は・・・
挑戦者決定リーグ
挑戦者決定リーグは勝ち上がったわずか3名に、前回からのシード選手4名を加えて合計7名での総当たり戦となります。
【星取表のイメージ】
A | B | C | D | E | F | G | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A | - | ||||||
B | - | ||||||
C | - | ||||||
D | - | ||||||
E | - | ||||||
F | - | ||||||
G | - |
1人当たり6名と対戦します。
6勝0敗なら文句なしですが、5勝1敗でも可能性ありです。
4勝2敗ならプレーオフが濃厚です。
※ちなみに・・・
第69期の挑戦者決定リーグに藤井聡太7段が勝ち上がってきましたが・・・リーグ戦の相手はA級棋士、タイトル保持者、元タイトル保持者といったような人ばかりです。
いかに激戦区であるか、ということがわかります。
まとめ
上記の星取表で1位~4位までは次回のシード選手になります。
優勝したら・・・王将に挑戦することになります。
令和元年11月3日現在、藤井聡太7段は3勝1敗です。
前評判では1勝もできないのではないか、ということでしたが・・・ひょっしたら王将への挑戦権を手にするかも知れません。
・王将戦のタイトル戦は毎年1月~3月にかけて行われます。
・毎年1月から新たな一次予選がスタートして9月には二次予選まで終了。
・9月中旬頃から、挑戦者決定リーグ(7名の総当たり戦)が開始されます。
11月末頃までには王将への挑戦者が決定することになります。
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