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神田昌典氏・・・たぶんマーケティングやビジネス、あるいは
自己啓発関係のビジネス書に興味のある方は、一度は目にした名前かと思います。

(本書では)
実践マーケッターという肩書になっています。

口コミについてのノウハウ・実践書です。
お金をかける広告・宣伝と違って、究極のマーケティングです。

誰しもができることなら口コミのスパイラルを起こしたいと思っているものです。
特に経営者や、会社・組織の指示を受けてマーケティングを担当している者は
マスターしたいスキル・テクニックではないでしょうか。

本書自体は2001年に初版発行されています。
今でも決して色褪せていない、バイブル的なものだと言ってもいいかと思われます。

私の個人的な忘備録としても位置付けようとの狙いから
本記事として投稿しておくことにしたものです。


口コミ伝染病イメージ画像

口コミ伝染病、を読んでみた

『お客がお客を連れてくる実践プログラム』とサブタイトルがついています。

これが本当に実際のビジネス現場でもみられるならば、本当にありがたいことです。
私もネット通販サイトを運営していますから、何かしら参考になる点を見つけ出して
自分のスキルにまで昇華させたいものです。

もともとは、著者は(私の記憶が間違っていなければ、この日本に)
DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を広めた張本人だと
位置づけられると思います。

私自身は、、
DRMとは、お客さま・消費者の感情に訴えかけるマーケティングだと認識しています。

さて、その口コミの効能ですが・・・
口コミは決して大企業だけが仕掛けるものではなくて、逆に
中小企業こそ意図的にコントロールできるようにトライすべきだと説いています。

口コミだと広告をみて来店するお客さまと違って、いきなり
成約につながる、しかも値切られることもない、感謝される
という効果があります。

さらに、社員もうれしい、さらにそれがプラスに影響してどんどん会社の業績や社員の思い・気持ちが
高まっていく、という副作用・おまけまでつくものとなっています。

実は(本書は)
面白い言い回しになっていて・・・
まえがき(はじめに)に該当する部分には『口コミ病棟へ、ようこそ』とある。

たぶんに『伝染』というフレーズを使っていることからだと思われます。
そして、第1章につながる前には、
『早速、口コミ病棟のなかを、私がご案内しよう』といざなっているのが面白いですね。

いろんなテクニックやツールが例示されています。
それぞれのノウハウをぜひ試してみたいものです。

著者の人物像とプロフィール

神田 昌典氏

上智大学外国学部卒(3年生の時に外交官試験合格)
4年生の時から外務省経済局勤務となっています。

凄いですね。
素晴らしいキャリアです。

そして海外留学されてMBA取得。
その後、コンサルティングにまさに天命的に携わる人生を選択されています。

注目すべきは自ら(サラリーマンから)独立して1年目に
年商1億円を達成されているというのも特筆すべき点です。

目次は以下のとおりです。

300ページ近いので結構分厚いです。
読破するのに手応え十分なビジネス書です。
でも、割と抵抗なくスラスラ読めるのは筆者の素晴らしさなんでしょうね。

口コミ病棟へ、ようこそ

第1章 井戸が枯れる前に水を汲め!
 勝ち組になれるという幻想
 喉が渇く前に、井戸を掘るのを止めろ
 手を伸ばせば、豊富な水源がそこにある
 豊富な井戸も、汲めば、必ず枯れる
 なぜ、チャンスが訪れる時期は一瞬なのか
 単品に絞り込むと、広告宣伝の反応率は何倍にもアップする
 口コミ・紹介をシステムとして導入する

第2章 「口コミ五つの常識」を大研究する!
 口コミに関する一般教養テスト
 口コミの脱・常識 その①
 顧客満足が得られれば、口コミしてくれる
 期待させないという高度テクニック
 口コミの脱・常識 その②
 商品がよければ、口コミする
 口コミの脱・常識 その③
 悪い口コミほど、早く伝わる
 口コミの脱・常識 その④
 口コミは、お客がするものである
 口コミの脱・常識 その⑤
 口コミは、最高の宣伝媒体である
 口コミが起こりやすい業界を判別する二つの軸
 口コミになりにくい業界は、どう対処すればいいのか
 話題にしたくない業界でも、楽しくすれば、しゃべり出す
 社員と社長の反省会

第3章 お客がしゃべりたくなる会社、無視する会社
 しゃべりたくなる感情の引き金①
 不幸、災難、そしてスキャンダル
 しゃべりたくなる感情の引き金②
 崖っぷちから、逆転ホームラン
 物語は、不快感を取り除く
 しゃべりたくなる感情の引き金③
 十字軍に駆り立てる
 お客の十字軍を組織する
 しゃべりたくなる感情の引き金④
 私のことを、わかってくれる
 表の欲求と裏の欲求
 しゃべりたくなる感情の引き金⑤
 ヒーローになる
 しゃべりたくなる感情の引き金⑥
 行列に並ぶ
 しゃべりたくなる感情の引き金⑦
 コミュニティに参加する
 社長と社員の反省会

第4章 あなたの会社で、口コミをコントロールするには
 お客がお客を連れてくるように仕掛ける方法
 口コミ伝染プロセス 第一の鍵
 伝染させる人
 150人を選ぶ3つの優先順位
 口コミ伝染プロセス 第二の鍵
 話題になる商品
 口コミ伝染プロセス 第三の鍵
 話される場所
 口コミ伝染プロセス 第四の鍵
 話題になるきっかけ
 口コミ伝染プロセス 第五の鍵
 伝えられるメッセージ
 伝えやすい伝言メッセージを作る方法
 口コミ伝染プロセス 第六の鍵
 記憶に粘りつくツール
 演習 あなたの会社で、どのように活躍できるのか

第5章 口コミを伝染させ、売上アップも同時に実現する5ステップ・プログラム
 社長と社員の反省会
 ステップ1
 お客さまの声を集める
 車内で口コミを伝染させる演出
 ステップ2
 ニュースレターを発行する
 ステップ3
 携帯できる伝染ツールを作る
 ステップ4
 小冊子を作る
 最短コースでの小冊子の作り方
 ステップ5
 イベントを開催する
 イベントを即効売上アップにつなげる裏技
 社長と社員の反省会
 
あとがき
518社の成功実績

【出典:口コミ伝染病 著者:神田昌典】

【レビュー】読んでみての私見とまとめ

既存の成功体験や長年のやり方にこだわっている企業・会社ほど、
『目からうろこ』になる一冊ではあります。

チラシなどの既存の広告媒体だけに依存しているところ、
止めたいけどやめられない、
そんな経営者には切り口を変える、発想を変える、という点で参考になります。

チラシなどの広告が悪だといってるわけではありません。
チラシなどで一気に顧客を獲得したら、それを口コミにつながる戦略につないでいく、
という発想大切だといっています。

最終的には、広告宣伝を終わらせて・・・
(3年後には)
口コミだけで、口コミ・紹介をシステムとして機能するようなビジネスモデルに
変革させていきましょう、という提案です。

私も最終形は、そこを目指したいものです。

【20年近く前のビジネス書だけど・・・】
十分に、座右の銘的に置いておきたい一冊だと(私にとっては)思った次第です。



ガイド案内アフィリ王子と
ネット王女

口コミのための伝染ツール、ニュースレター、小冊子、お客さまの声、
イベントでのやり方・・・
できることから、少しずつ試してみたいですね。