普通のサラリーマンや主婦が起業する・開業する・脱サラしてチャレンジする・・・個人事業主として一歩を踏み出す場合もありますが法人としてスタートする形もあります。(もちろん個人でスタートして後から法人成りするというのもあります)
■ ゼロから会社を立ち上げるにはどのくらいのコストがかかるのか、
■ また、会社にはどんな種類があってそれぞれメリット・デメリットはどうなっているのか、
といったことから知りたい方に【まとめ記事】を用意しました。

元銀行員で31年間勤務して定年退職後にコンサルタント・ネットビジネスで起業しました。秋田といいます。
【この記事でわかることと、記事の内容がおススメな人】
■ 会社の種類と設立時の費用が理解できます。
■ これから本格的に副業や起業・開業で会社設立などを検討しようかと思っている人におススメです。
【結論】
昔は有限会社というのも設立できたのですが今はできなくなっています。もちろん昔設立された有限会社で今でも事業を行っているところは有限会社として存続しています。(消滅したわけではありません)
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会社種類とその特徴


昔は設立できた有限会社も含めて解説します。
要件 | 特徴 | |
---|---|---|
株式会社 | 資本金1,000万円以上 社員数制限なし 取締役3名以上 監査役1名以上 | ※ 現在は1円でも設立できます。 ※ 最低資本金という概念がなくなりました。 |
有限会社 | 資本金300万円以上 社員が50名以内 取締役1名以上 | 小規模の家族経営的な会社がこの形態。 ※ 2006年の法改正で設立できなくなる。 |
合同会社 | 有限責任社員のみで構成される | 1名以上 ※ 新しく認められた会社 |
合資会社 | 有限責任社員+無限責任社員 | 有限・無限各1名以上 |
合名会社 | 全員が無限責任社員 | 1名以上 |
以下の2つのポイントについても理解しておいてください。



株式会社・・・経営権は株式を持っている役員など。
一般の社員は株式を持っていても経営には参加できない。
持分会社・・・社員が経営の責任を負う。



有限責任社員と無限責任社員
有限責任・・・出資額を限度として責任がある。
無限責任・・・無限に会社の負債に対して責任がある。
■ 有限責任社員・・・会社が倒産したら出資した金額の分だけ責任がある。
■ 無限責任社員・・・会社が倒産したら無限の責任を負う。
【ここでのまとめ】
会社設立費用の比較(株式会社と合同会社)


会社設立の時の費用としては・・・自分でやるか、司法書士に依頼するか、で費用が違ってきます。それと・・・
紙ベースでやるか、電子認証ベース(CD-ROMにファイルを保存してそれを提出する)でやるかでも違ってきます。



いちばんの安上がりは・・・
電子認証定款を自分で作成して、自分ですべての手続きをやることです。公証人役場と法務局に出かけるだけの話です。
【株式会社】 | 紙ベース | 電子認証ベース |
---|---|---|
公証人役場への手数料 | 50,000円 | 50,000円 |
定款印紙代 | 40,000円 | 0円 |
登録免許税 | 150,000円 | 150,000円 |
司法書士への手数料 | 7、8~10万円くらい | 7、8~10万円くらい |
合計 | 24万円+司法書士の手数料 | 20万円+司法書士の手数料 |
全部、自分でやった場合 | 24万円 | 20万円だけ |
※ ただし登録免許税は資本金の額が2,140万円未満の会社で計算しています。15万円が最低限度額です。
※ 印鑑作成費用、印鑑登録費用、印鑑証明書等のコストは含まれていません。
※ それでも結構な費用になります。
次は合同会社の場合です。
【合同会社】 | 紙ベース | 電子認証ベース |
---|---|---|
公証人役場への手数料 | なし | なし |
定款印紙代 | 40,000円 | 0円 |
登録免許税 | 60,000円 | 60,000円 |
司法書士への手数料 | 6、7~9万円くらい | 6、7~9万円くらい |
合計 | 10万円+司法書士の手数料 | 6万円+司法書士の手数料 |
全部、自分でやった場合 | 10万円 | 6万円だけ |
自分でやるといかに安上がりにできるか、というのがわかります。
勉強のためにも経験してみることは大事です。
【ここでのまとめ】
より詳しい記事のご案内



会社設立のメリット・デメリット、つまり個人でスタートした方がいいのか、最初から法人でスタートした方がいいのか、についてもコメントした解説記事も用意しました。


会社設立時に必要な定款作成について
会社設立の時に会社の憲法となるのが「定款」です。
私も自分ですべての書類作成をして会社を設立しました。その際のサンプルとして定款のひな型を【無料】でダウンロードできるようにしました。



会社設立の(事務的な)ポイントは・・・
定款作成と公証人役場での認証(定款を認証してもらいます)、法務局への持ち込み(登記)です。
極端な話・・・すべての書類と印鑑等が揃っていたら(もちろん費用面も)、1日もかからずに(半日くらいで)完了します。
※ 法務局での登記手続きは受付から実際に登記されるまでは(それぞれの法務局の対応によって)日にちがかかるかも知れませんけど。


副業・アフィリエイトと税金と確定申告
普通のサラリーマンと、収入のない主婦と、パート・アルバイトで・・・副業やアフィリエイトで【1年間】に稼いだ金額等により税金は違ってきます。
■ 会社勤めで副業・アフィリエイトで稼いだ金額が20万円以下なら(原則)申告不要です。
■ 無職の主婦の方は所得(収入から経費などを差し引いた残りの金額が所得)が48万円以下なら申告不要です。
■ パート・アルバイトなどで稼ぎがある人は、副業での所得との合計が48万円を超えるようなら確定申告が必要となります。
よりわかりやすく解説した記事がこちらです。


ここまで本当にありがとうございました。
【追伸】
参考までに起業・開業と申告についてのまとめの記事を用意しました。


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